部署間・事業所間に分散したデジタル・アナログデータを一元化!「dejiren」の導入で大幅な業務効率化を実現
株式会社きちみ製麵
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業種
麺類製造業
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事業規模
30名
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課題
アナログな手書き集計等のデジタル化
部署間で分散したデータの一元化
宮城県白石市の名物「白石うーめん」を製造・販売する「株式会社きちみ製麺」は、「dejiren」を活用し、工場・営業・事務に点在するデータの共有・整理の効率化を実施。人やアナログに依存していた情報のやりとりを一元化したことで、業務効率の大幅な改善を実現した。
株式会社きちみ製麵
「株式会社きちみ製麺」は、宮城県白石市の名物「白石うーめん」の製造・販売をはじめ、白石うーめんを使った料理を提供する「つりがね印 自家製手延白石温麺 味見処 光庵」の調理提供などを展開。近年、読売テレビ・日本テレビ系「秘密のケンミンSHOW」にて紹介され、全国からの取り寄せが急増。2022年には事業承継を実施し、さらなる事業拡大に取り組んでいる。
「分散したデータの一元化」と「紙・人に依存したアナログな情報管理」が
2022年に実施した事業承継後、同社が最初に取り組んだのが情報共有・整理の効率化。導入前は「工場・営業・事務でそれぞれ利用しているシステムが異なる」「情報共有・整理は紙・人に依存したアナログな体制」などの課題があり、情報のやりとりに膨大なリソースがかかっていた。
また、事業母体となる八戸東和薬品(青森県八戸市)との情報共有・整理やコミュニケーションがさらに複雑化。分散したデータを集約するシステムや情報共有・整理の方法を全社で統一する必要に迫られた。
「MotionBoard・Salesforce・kintoneなど、部署によって使っているシステムが異なり、欲しい情報を入手するまでに時間がかかりすぎていました。点在するシステムやデータを一元管理できるハブのようなシステムを構築したいと感じていました」(田中氏)
複数のシステムを「dejiren」で連携!データの一元化で業務効率が大幅に改善
複数のクラウドシステムと連携できるdejirenを導入することで、データへの入り口を一元化。報告・相談・記録・BI用のデータ生成など、これまでバラバラだった作業が一気通貫で行えるようになり、業務効率が大幅に改善。特にインパクトが大きかったのは、工場から提出される製造データなどの転記作業。紙のデータをシステムに記録する作業がなくなり、担当者の工数を大きく減らすことに成功した。
「毎月、紙からシステムへの転記に30時間ほどの工数が取られていましたが、その時間がなくなり、他の業務に集中できるようになりました」(村上氏)
また、「必要なデータが数十秒で入手できるようになったことも大きい」と田中氏。これまでデータ分析には「担当者に欲しいデータを依頼する・データを探してもらう・入手したデータをシステムに入力する」というフローが発生していたものの、dejirenのバーチャルアシスタントを活用することで、この作業が実質0に。紙・人に依存したアナログ管理を撤廃したことで、「欲しいデータが欲しいタイミングですぐに入手できる体制」へと進化を遂げた。
さらに、「カスタマーサポートが手厚い。わからないことがあればなんでも相談に乗ってくれてレスポンスも早い」と田中氏。導入するだけでなく、導入後のサポートが充実している点もdejirenの魅力だという。
「dejiren」で社内外のスタッフ全員が使いこなせる複合システムを
同社が課題としていた情報共有・整理の効率化はdejirenを導入すること大幅に改善された。上述した目に見える効果以外にも、「報告・相談・記録の方法が統一されたことで、事業所間・部署間・社員間の状況が把握しやすくなった」「社員それぞれが状況を把握・理解しているため、何か問題が発生したときもスムーズに問題解決を進められるようになった」などの副次的な効果も実感しているという。
今後の課題は、社外コミュニケーションツールや日報の提出方法など、まだ連携できていないシステムも一元管理できるようにすること。最終的には「ITリテラシーの有無に関わらず、社内外を含めたスタッフ全員が使いこなせるシステムの構築を目指している。
「導入前に御社の担当者から『“システムの複雑さを感じさせずにシステムを使ってもらう”のがこの製品の特徴のひとつ』といった話をお伺いしていて、そのコンセプトに共感したのも導入を決めた理由のひとつでした。実際に活用してみて、そのコンセプトに偽りがないことを体感できましたし、dejirenのポテンシャルの高さも実感できました。さらなる効率化を進めるにあたって、dejirenはこれまで以上に欠かせないツールになると感じています」(田中氏)